北杜市の動き 

 

 昨年10月より、太陽光等再生可能エネルギー発電設備の設置に関する検討委員会が設置されました。委員は、公募による市民7名、事業者3名、市議会議員の各会派から1名合計6名、学識経験者4名の合計20名で構成され、1年間10回の委員会が開催されました。

 

 北杜市HP 北杜市太陽光等再生可能エネルギー発電設備の設置に関する検討委員会について

          https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/5334.html

 

 市内におけるこれまでの太陽光発電設備設置によるさまざまな問題点を洗い出した上で、規制条例の早期策定の必要性を結論付け、条例の骨子をまとめた提言書が2018年10月17日に市長に提出されました。

 

 市長は、「この提言を最大限尊重し条例策定に向け鋭意検討する」と発言しました。しかし、20192月に入り3月議会の日程が発表されても、条例策定の具体的な動きは見えませんでした。業を煮やした多くの市民が約2週間にわたり毎朝職員の出勤時刻に合わせて北杜市役所前に立ち、提言に沿った条例の早期策定を訴えました。

 

 そして、201938日にようやく北杜市は条例素案を発表し、パブリックコメントの募集を開始しました。

 

 北杜市HP (仮称)北杜市太陽光発電設備設置と自然環境の調和に関する条例(素案)に対するご意見を募集します。

       ご意見を38日(金)から48日(月)まで募集します。

      https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/8879.html

 

 しかし、この条例素案は、設備設置を許可制とする規制条例の形式を取ってはいるものの、その根幹を成す許可基準等には提言で示された条例骨子とは乖離した点が多く盛り込まれています。検討委員会の委員を務めた市民委員7名は、この条例素案は検討委員会の提言を尊重したものとは言えないとして、2019320日に市長に対して、主要相違点について提言を尊重しなかった理由を正す公開質問書を提出しました。同時に、市民委員7名はこの事態を広く市民に知らせ、パブリックコメントに関心を寄せてもらうことを目的として、チラシを作成し市内に配布を開始しました。

  しかし、この公開質問書に対する市長の回答は、規制条例を策定するとしながら、事業者の利益確保を自然環境や住民の生活環境よりも優先する姿勢を崩さず、地域環境を守るために必要な規制を全て「過度な制約」として排除するものになっています。2019412日に、市民委員7名は再度、市長に対して条例素案の修正要請と抗議文を提出しました。

 

 パブリックコメントの集計結果は、201962日現在、市民には公表されないにも拘らず、北杜市は6月の定例議会へ条例素案通りに上程しようと動いています。201965日には議案として提出し、619日、20日、24日にこの議案に対する特別委員会の開催が既に決められています。

 

 私たち北杜市太陽光発電を考える市民ネットワークは、北杜市議会議員全員に対して、条例素案通りの条例策定は認められないことを明示した意見書と、議員の皆さまの条例素案に対する考えを伺うための公開質問状を送付いたしました。2019616日までに必着で回答をいただくよう要請しています。